2008年09月06日

9月6日 ナシと養母

今の季節、ナシがおいしいですね。ブドウとともに、なかなかのお味です。でも私が子供のころ、いずれも好きではありませんでした。あのころのナシといえば、鳥取の二十世紀でした。私にとって果物といえば、一にも二にもバナナでして、黒く腐れかかったものでも、最高の果物でした。もちろんマスクメロンなんてそのような超高級品なんて見たこともありませんでした。パイナップルもよく出回ってはいたのですが、あのスッパイあじがいただけませんでした。むしろ缶詰のほうがありがたかったですね。そんなナシでしたが、私の養母が大の好物でして、にこやかに食べていたことを思い出します。
そして十月の十五夜に、ナシとブドウとボタモチを、縁側に用意した食台に並べ、お月様にお供えしていたころを鮮明に思い出すんです。養母はナシが好きで、養父はボタモチが好物でした。そうそうそのほかに、おにしめも添えられていました。ところが、いずれも、私は嫌いなものばかりでして、親を困らせたものでした。しかたありませんね、好き嫌いのはっきりした子供時代ですから。そして今、おいしくナシもブドウもいただいています。今の時期、イチジクもありますし、柿もそろそろですね。私のそんな子供時代のことなどなにひとつ知らないバディーですから、自然な状態で出てまいります。全てのものに、「おいしいおいしい」とにこやかにいただいているんです。それも心底そう思いながら。
そんないい子になった私が、あのころにもどったならば、さぞかし養父母も、うれしく毎日を過ごしていたことでしょう。昨夜の夕食、大きなナシを口にしながら、そんな昔ばなしを思い出していたんです。
posted by さっぜさん at 09:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。