2008年10月05日

10月5日 洋酒

私にとりまして、一年に二回の食の衣替えの季節がきました。春と秋のドリンクチェンジですね。夏場のウイスキーのオンザロックから、お湯割りのいも焼酎に嗜好を取替えなければなりません。
今年の夏場も、2・7リットル入りの徳用のトリスを毎晩味あわせてもらいました。安物のウイスキーですが、私には味わい深いナイスウイスキーにほかなりません。つい先般の篤姫(あつひめ)でも、勝海舟が、「これはウウイスキーといってな、メリケンで麦から作った酒だよ。どうだうめえだろう。これはなあ、海を越えて運んできたものだ、西洋のいいものを真似て日本は強くなっていかにゃあならねえんだよ」と、坂本竜馬(さかもとりょうま)に諭してましたね。いいですよねウイスキーの雰囲気は。カウンターに停まり、ママやホステスを相手に、カッコついてないくせに、おかしなカッコをつけたりして。イキがってた若いころを思い出します。そういえばあのころは、ジンライムだのジンロックだのとジンもよく飲んでいましたっけ。酒がうまいのでなく、酒が飲みたいのでなく、そんな夜のネオンに身を置きたかっただけだったんですね。ハイボールもコークハイも飲みました。ペパーミントもやりました。思い返せばなにも努力なんかしていない時期でしたね。若いころという短い時期であることを、なにも感じない時期でした。失ったものばかりが多く、得たものなんてあったのでしょうか。洋酒を思うとき、カクテル色に照らされたカウンター内のボードの間接照明だけが記憶されています。
もうそのようなスポットも無縁ですが、琥珀色の夢酒を口に含むとき、過ぎたあのころに帰りたくて・・・・。料理評論家の小林かつ代さんが、回顧していましたね。若かったころ、男性に誘われて、酒場に行ったとか。そこでウイスキーのグラスに注がれた琥珀の魔法に夢を託し、「そのままその夜は故意をしたんですよ」なんてうっとりしてましたが、なんともかわいいじゃないですか。イモ焼酎のお湯割りでは、なにも思い出すものがないんです。お酒の味がわかるようになると、恋とも無縁になってしまいましょうか。
posted by さっぜさん at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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