2008年06月23日

6月23日 雨の日曜日

雨の日曜日でしたね。静かな静かな雨の日曜日でした。
土曜日までは、選挙カーが、狭い狛江の町を一日中叫びまわるものですから、その喧騒だったこと喧騒だったこと。さらにあの便利屋の、「使えなくなったオートバイ、冷蔵庫、洗濯機などなんでも・・・・」というコールが加わればもう最悪でした。それがすっかり消えてしまい、普段どうりのサイレントな様子を取り戻しています。ですから昼寝というおまけがつきました。


そこは目黒のアメリカ橋の近くだった。俄に雨雲が上空を覆いはじめ、大粒の雨が私の顔を濡らしはじめた。程なく大雨になるは必定。だが宿る軒などない。思い思いのアウテリアにデザインされた門柱の高級邸宅が並ぶばかり。その途端、大粒な雨が。頭に顔に。身を隠すほどではないが、どうにか頭ひとつ濡らさずにすみそうな塀の隅を見つけた。濡れるよりはましと避難したものだ。ひとあめが過ぎるまでと雨雲を見上げた瞬間、黒塗りのハイヤーが、私の直近で停止し、後部シートのウインドーが降りた。
「申し訳ありません、こやみになりましたらすぐに離れますので、暫くこのまま雨宿りさせていただけませんか」
「ここのものですが、どうぞ中で雨宿りしておいでなさい。遠慮なさらないでどうぞ。すぐに迎えのものをよこしますから」
中年のご婦人のように思えた。化粧も落とし、ごくごく道ですれ違うような気さくなお方のようだった。都心の大邸宅で暮らす、近寄りがたいようなご夫人とは感じられない。しかし、どこかで記憶しているような、そんな気もしたのだが。車はそのまま邸内の車寄に停まった。表札には佐藤と記されているが、存知うるはずもない。
そして数分後、私の前にさきほどのご婦人が花柄の洋傘をさしてほほえんでいる。口紅をさし眉毛のラインを強めにひいている。
「違う違う、普通のおかみさんなどではない。日本中を熱狂させているあの・・・・。こんなことがあっていいのだろうか。」


「春はふたえに巻いた帯、みえに巻いても余る秋・・・・」。私はこの歌が好きなんです。きっと詞が好きなのでしょう。もしご存命なら、どんな歌を歌ってくれたでしょうか。きっと人生七十年のぬくもりに包まれた心の・・・・。
posted by さっぜさん at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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