そのニュースをテレビで見ていたのですが、ライブドアの株を買い、大損したお方が賠償を求めていましたね。どんなものでしょう。私は的外れな言い分なのではと考えています。粉飾決算ですから証券取引法違反として、検察当局の厳しい追及は受けなければいけませんが、民事としての被害回復はなんとも理解できません。悪い例えで申し訳ありませんが、まるでいかさまバクチでスッテンテンになったから、金を返してくれというようなものに感じられるんです。鉄火場にいき、サイコロや札に仕掛けがしてあったから、負けたぶんを返せだなんてそんな都合どうりにはまいらないでしょう。粉飾もあり得るという前提で売り買いしないと、ことははこばないのも現実です。イカサマで偶然儲けたとしても、その儲けを返す人などいません。株の売買というもの、お金を武器とした真剣勝負と、私は考えています。
株式市場なんて、ありとあらゆるかけひきが交錯する勝負師たちの修羅場です。だから醍醐味もありましょう。
私もライブドアが、プロ野球新規参入問題当時、ホリエモン派でした。それでも株を買って応援するということは、兜町という盆の上で張ってしまったわけです。かっこよく臨んだわけですから、女々しいことはなしにしてもらいたいと思いますが。乱暴過ぎましょうかこんな考え。
退職金の全てをはたいて、ライブドアを応援したとか。そんな報道がありました。同情はいたしますが、結果的にいい目が出なかっただけのように思います。もちろん私でしたら、そんなカラクリを見抜けなかった自分に、「喝」ですね。