2007年05月18日

5月18日 思い出の公開講座

もう20年以上前から、各大学の公開講座が気になり、休日を利用し、可能な限り臨みました。
国立では東京大学、会員参加としては早稲田大学のエクステンション、そして地元世田谷では国士舘大学など多数に及びました。さらに世田谷市民大学でも受講したことがあります。その長い公開講座でも思い出深いのが、拓殖大学での「産業と人間」シリーズです。各界の著名人を講師に招き、熱のこもった講座を拝聴させていただきました。
例えば、樋口広太郎さん、猪瀬直樹さん、大家映子さん、森本敏さん、桜井よしこさん、小野田寛郎さんなどいい講義を聞かせてもらいました。その列挙したかたがたのなかで特異なかたが、小野田さんでしょう。
ある限られた意味においては、昭和最大の人物ではなかろうかと思うのです。拓殖大学の講座で小野田さんの特別講義があることを知ったとき、いいようのない嬉しさを感じました。もちろんその日は早めに家を出て、会場最前列の演壇の直近に陣取ったわけです。大学の関係者から、「すみませんが、この席は指定された席ですのでもう少し移動していただけませんか」と譲歩をうながされたんです。私は即座に「だめです」と答え拒否しました。別な職員が、しかたがないという顔をしてうなづき、OKになったわけです。普通ならこのような愚かしいことはいたしませんが、「小野田さんだけは」という熱い気持ちがありましたものですから。
そして講座が始まり、小野田さんの意欲と熱気を私が一番吸収したわけです。その小野田さんも、私と何度も何度も目を合わせ、まるで私だけに語りかけてくれているかのようでした。
陸軍中野学校(りくぐんなかのがっこう)終了という、参謀本部も舌を巻くエージェントで、戦後もなく戦い続けたわけですから、驚嘆するだけではすまされません。神のように尊敬します。ドラマで当事の上官が、任務の解除を命じるシーンがありましたが、もうたまりませんね、スーダラぶしの時代に、あんな本物の筋金入りの日本人がいたのかと思うと。その小野田さん、穏やかで柔和なおかたでした。だからこそ、中野学校生の「順応力の豊かさ」を、実感いたしました。
posted by さっぜさん at 09:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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