ちょうど井の頭線から小田急線に乗り換えようとしましたら、「珍しい2並びの記念切符はいかがでしょうか」なんてセールをしてるんですね。つまり今日は、平成2年2月22日ですから2の数字が並んだ珍しい切符だというんです。私も「そういわれてみればそうだな」と思い、二枚買いました。帰宅し、娘に一枚ずつ渡し、喜ばれたことを思い出します。それがあと2年もすれば、平成22年2月22日ということで、また同じように売り出すのでしょうか。
もし娘があの時の切符を保管していたものなら、私が下北沢駅まで出向き、もうひとつ2が増えた記念切符を買いにいこうかと、ふと思いついた次第です。
なにか特定のものを収集することもいい趣味と思うのですが、日付の入ったものなら、なんとなくながめるたびにしんみりしそうです。あれから18年で、まだ20年には2年ほどありますが、地球の自転や公転速度が速くなったのではと思うほど時は短いです。あの頃は、朝夕の猛烈ラッシュにもまれながら、給料という絶対的な価値を求めていたんですね。自分の名前が印字された、給料明細書の支給額に一喜一憂していたんですね。